2023年5月3日、Discordがユーザー名の仕様を変更すると発表しました。そして6月中旬の今、ついに変更が始まりました。この記事ではDiscordのユーザー名がどのように変わったのか、どのように変更するのかについて紹介します。
新しいユーザー名
ユーザー名はフレンドの追加時に使う、TwitterでいうIDです。
従来のDiscordのユーザー名は名前の末尾に#0000といった４文字の識別タグがつけられていました。今回の仕様変更ではそれがなくなります。
また、これまでは大文字、小文字、日本語、絵文字などがユーザー名に使われていましたが、今回の仕様変更では小文字、英数字、特定の特殊文字のみに限定されます。
そのほかにもいくつかの制限があります。
・2文字以上、32文字以内
・使える特殊文字はアンダースコア(_)とピリオド(.)のみ
・特殊文字は連続して使用できない(a..bなど)
・ユーザー名は重複できない
詳細はDiscordの公式の記事よりご確認ください。
表示名
また、今回の更新でユーザー名が新しくなったと同時に、表示名が設定できるようになりました。表示名はユーザーのメインの名前になるものです。ほかのユーザーから見たときに一番最初に表示されるのがこの表示名となります。
表示名にはほぼすべての文字が使用可能であり、日本語や特殊文字なども使用できます。
変更方法
ユーザー名の変更は数ヶ月間かけて順番に行われます。順番は基本的にアカウントに登録した年月日に基づいており、登録した年月日が古いほど先に変更が行われます。また、例外として認証済みサーバーやパートナーサーバーのオーナー、2022年3月1日以前からNitroを購読しているオーナーは優先的に変更が行われます。
表示名については、順番に関係なく設定することが可能です。ユーザー設定から設定できます。
順番が来るとDiscordの起動時に案内が表示されます。画面の指示に従って表示名の設定とユーザー名を変更してください。案内を閉じてしまった場合はユーザー設定から変更することができます。
なお、ユーザー名は重複することができず、完全に早い者勝ちとなりますので、取得したいユーザー名がある方は早めに設定をしましょう。
なぜ変更されるのか
この変更に至った最大の要因は「ユーザー名が複雑でわかりにくい」とされています。これまでのDiscordのユーザー名ではフレンド追加をする際に大文字、小文字、特殊文字などの文字を正確に入力する必要がある上、ランダムな識別タグを入力する必要がありました。
もともとDiscordにはフレンドシステムは存在しなかったため、ユーザー名を区別する必要がありませんでした。そのためこれまでは識別タグで区別されていました。ですが、これは非常に覚えづらく不便なものでした。
あとがき
ネット上での反応を見ていると、中には識別タグを使ったシステムが好きだったという声も多く、革新的な変更であると思います。
ユーザー名の取得は早い者勝ちですのですので、早めに変更することをおススメします！
以上、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。